そろそろ秋に差し掛かると、犬や猫などの毛がごそっと抜ける時期になりますよね。
これが自分の髪の毛だと思うとぞっとしますが、元々毛の生え変わり(換毛)のためで冬に向けて準備をしているので必要なことになります。
とここで疑問が生じませんか。 犬や猫は髪の毛がありませんので、全て同じペースで生え、同じペースで抜けていきます。
しかし人間は体毛と髪の毛は別々のペースで、しかも生え方も違いますよね。
今回は体毛と髪の毛の違いに関してお伝えしていきます(>w<*)
≪体毛と髪の毛のは毛周期が違う≫
体毛と髪の毛の違いは、毛周期にあります。 体毛は皮膚全体に100万本~200万本に生えていると言われており、その中でも髪の毛は7万~10万本程度です。
元々髪の毛は体毛の一部ですが、その毛周期の長さが違うことによって、髪の毛と体毛で分けることができます。
毛周期は、髪の毛が生まれて成長し、抜ける落ちるまでの周期を指します。
この毛周期は、大体男性で3~5年、女性で4~6年とされています。
一方体毛のサイクルは、ひげで2~3年、、スネ毛で3ヶ月と短いです。
まつげや眉毛はわずか2~3ヶ月でひとつのサイクルを終えます。
そのため、体毛は髪の毛のように長くならないんですね。
髪の毛だけなぜそんなに長く伸びるのかというと、髪の毛はほかの体毛と違い、毛母細胞一つ一つにループ状毛細血管が入り込んで髪の毛に必要な栄養分を吸収し、毛母細胞分裂により毛髪が作られていきます。
つまり、髪の毛には長く伸びるための栄養素が行き渡りやすいということですね。
≪体毛と髪の毛のホルモンバランス≫
一般的に髪の毛は女性ホルモン、体毛は男性ホルモンと密接な関係を持っているため、髪の毛と体毛の伸びるスピードが違うとされています。
さらに髪の毛に関しては、側頭部や後頭部が男性ホルモンの影響を受けやすく、おでこや前髪頭のてっぺんなどは女性ホルモンの影響を受けやすいと言われています。
ここで脱毛症のことを考えてみましょう。
男性は側頭部や後頭部から髪の毛が薄くなり、女性の場合は髪の毛の分け目やてっぺんから全体的に髪の毛が薄くなりますよね。
この違いが実は男性ホルモンと女性ホルモンの影響なのです。
また女性よりも男性の方が体毛が濃いのも、体毛を司っているのが男性ホルモンだからだといえますね。
≪女性ホルモンを増やす≫
髪の毛と体毛は伸びるスピードや長さが違います。
体毛よりも毛周期の長い髪の毛ですが、加齢や無理なダイエットによる栄養素の偏り、病気やストレスなどによってその毛周期が短くなることもあります。
ですので、髪の毛の寿命を長くし、より成長するように血流を良くして、女性ホルモンの分泌を活性するようにするのがベストです。
女性ホルモンを増やす方法として、良質なタンパク質を摂ることをオススメします。
大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ているため、大豆製品を毎日の食事の中にバランス良く摂り入れてみましょう。
また、冷えは女性ホルモンを減少させますから、体を温めるマッサージやストレッチ、食べ物を摂取します。
更に、映画やドラマ、小説などなんでも良いのですが、感動やドキドキなどのときめきは女性ホルモンの分泌が促進されます。
これを機会に話題の映画を観に行ってみたり、というのはいかがですか。
最後に…
女性ホルモンを増やすのはとても良いことですが、そのバランスが大切です。
普段から十分な睡眠や栄養をとって、ストレスを溜め込まない生活を心がけていきましょう(⌒∇⌒*)ツ